誉れを、君に。

2012年07月10日

皆さん、こんにちは。
今回は、悲しいお知らせをしなくてはならなくなってしまいました。

アニマルボンドさんからお預かりしていた、ジール君が、
7月5日(木)に、旅立ってゆきました。

ジール 「みなさん、ボクを応援してくれて、本当にありがとう!。ボク、最期まで頑張ったヨ」




心の整理がつかず、こんなにご報告が遅れてしまいました。
お詫び申し上げます。

6月末~7月に入り、痴呆などの症状はありましたが、
時間をかければ流動食も良く飲み、ハーネスをつけて外に出た事もありました。
その時、一緒に満月を見ました。
近所の方に、激励の言葉を頂いた事もあります。

外の空気を吸うと、気持ち良さそうな顔をするので、
これは、以外といけるんじゃないかと内心思っていました。

ひな「ジールは私が守るニャフンッ
「何から、誰から守るとや~」
ひな「母ちゃんの、ヘタな点滴ニャ」




7月4日。急に変な咳をするようになりました。
ゼコゼコ言っています。すごく、すごく嫌な予感がしました。

病院に走ると、レントゲンと腹部エコーをして下さいました。

エコーを見て、恥ずかしいのですが足が震えました。
素人でも分かるくらい、心臓の中いっぱいに、フィラリアがうごめいています。
もう、心臓がパンパンです。

獣医さんが、私に丁寧にお詫びをされた後、
「こんな数のフィラリアが心臓にいる状態は、滅多にないので
心苦しいお願いなのですが、スタッフに見せてよろしいですか・・」

スタッフの方全員がジールと私の周りに集まってきて、
お一人お一人が、心に刻んで下さいました。

ジール「ぼく・・獣医学に貢献した・・かな?」




診断は「フィラリア末期」との事でした。
とても苦しそうなジール。ゼコゼコ咳もですが、普通に息をするのもままなりません。

先生とお話しました。これからの事、選択肢について・・

①血圧を下げる薬を投与する、苦しいのが全部は取れないが
100苦しいのが70程度にはなる。

②もう手術もフィラリアを落とす薬も無理。治らないのにこの苦しみは残酷過ぎる。
安楽死を視野に入れる。この苦しみ方なら、「今」でも良いと思う。

考えがまとまらない中、血圧を下げるという薬を入れてもらいました。
効いたみたいで、少しは呼吸も楽になったようでした。

でもそれは一時しのぎ・・
安楽死以外、ジールを苦しみから開放するすべはありません。

先生に「時」について伺ったら、
「白目になって痙攣が続く」「苦しみもがいている」「意識がない」
これがジールの、「もう無理」のサインだそうです。

その夜、アニボンさんお二人が、お見舞いに来てくださいました。

気丈に振舞っておられましたが、お二人とも分かっていらっしゃったと思います。
生あるジールと会うのは、これで最期だと・・

ジール「助けてくれて、ありがとう!!!
自分を奮い立たせ、精一杯のいい顔をして、そう言っているように見えませんか?




「時」を決めるのは、私の役目にしてもらいました。

きらりん「ジール君、どうですか」
ジール「苦しいけど、あご乗せ最高」




その夜は、ジールにとって大変な一夜でした。
薬が切れて、また呼吸困難になり、
心臓が痛むのかうなり声も出します。

寝ていてもゼコゼコ咳をし、その間には痴呆の吠え方、
四肢をバタつかせ、排泄物を撒き散らし、意識が飛び飛びになります。

ちょっと異常な格好で、ぼーっとしています。




夜が明けるころ、ジールは疲れ果てたのか、浅い眠りに入りました。

すかさず点滴と投薬をして、すぐに獣医さんに連れてゆきました。
そう・・・この子を旅立たせるために。

我が家での、ジールの生ある最後の写真です。




7月5日。朝10時40分。
ジールは私の腕の中で、さめない眠りにつきました。

意識がなくなり、心臓も止まると、ジールはとっても穏やかな顔になりました。
これが本当の表情だったのかもしれません。

遺体は看護師さん方が、きれいにグルーミングして下さいました。
とっても、可愛いジール、愛おしくてたまりませんでした。

その夜、日付が変わる頃、アニボンさんのお二人が
会いに来て下さいました。
お二人とも働いているのに、深夜にこんな遠くまで来て下さり、頭が下がりました。

心なしか、ジールは誇り高そうな顔で、眠っていました。

翌日、エコセンターに行きました。
曇の中、時折日差しがさし、
アニボンさんから頂いたお花を四肢に抱き、私にはとても幸せな
旅立ちに見えました。セミの大合唱も、ジールを称えているように感じました。


7月9日(月)ジールとの再開の日です。

お骨は相当痛んでいました。
全部合わせても、猫くらいしかありません。
骨はスカスカ状態でした。

ただ、思いの外、歯と歯根がしっかりしていたので、
私達が思うほど、老犬ではなかったのかもしれません。

この子は、どんな飼い主さんに飼われ、どんな時間を刻んできたのでしょう。

アニボンYさん宅で1ヶ月、私の家で2週間。
ジールは本当に頑張りました。

後から見守っているのは、べテルです。
普段は態度の悪い猫ですが、神々しい名前をつけたせいか、
今回は見守ってくれていました。




ジールにたくさんの応援物資をお預かりしました。
この場にて、ご報告させて下さい。

Mさまより。オムツとペット用介護マット。




ペット用の介護マット、初めて見ました。暖かいお気持ちをひしひしと感じます。




ジール「うおーーっ、このマット、寝心地最高!!!




Iさまより、仔猫用の良いゴハンと、ペットシーツとオムツ・・
たくさんお預かりしました。写真はほんの一部です。




急変してから、一時間に一度もしくはそれ以上、オムツとシートを代えていました。
本当に本当に、ありがたく、また私は一人じゃないと心を強く持つ事が出来ました。

ハマコさんより、床ずれの薬・・最期まで、ジールの左足にぬりぬりしていました。
ありがとうございました。




使い切れなかった物資は、整理し、責任を持ってアニボンさんにお返しし、
次の子たちに使わせて頂きます。

そ・し・て・・ この写真はアニボンスタッフさんに「私達の事はいっちゃがームカッ」と怒られそうですが、どうか、紹介させて下さい。
アニボンさんから、ジールの為に、お預かりした物資です。




ご寄付もありますが、ほとんど、自費で買って下さったものです。
ゴハンや医療品、また消耗品。

ビニール袋やキッチンペーパー。
特にペーパーは水下痢の時は、一日に一本使っていました。

介護の経験から必要と分かっておられるのでしょう。
また私に負担をかけたくないと、細やかに物事を考え、準備して下さっているのが分かります。

ジールの点滴。命をつなぎました。




また、ご寄付も頂きました、本当にありがとうございました。

ジール「暖かい皆さん、アニボンスタッフのみなさん、サポーターずのみなさん、
本当に、本当に、ありがとう」ボク、この世に生まれて、良かったよ




*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*―――――*★*

注目アニマルボンドさんは、一般の方からの、犬猫の預かり、持ち込みはお断りしています。
このように、犬一匹にしても、多大なお金と精神力がかかるからです。

各団体、預かりが出来ないのも、この理由が一番に挙げられます。

→「仔猫が生まれて困っている」「どうしても犬を飼い続けられない」
出来ない理由を並べるのは簡単です。
でも、自分が出来ない事を他人にやってもらうおうというのは、おかしな話です。
まして、医療費、フード、雑貨など、すべてご寄付とメンバーの自費なのですから。

行政の補助など、一円もありません。

出来ない理由を並べず、何とか、頑張ってみませんか?
動物は、自分の運命をすべて飼い主さん、あなたに、ゆだねています。
どうか、清い良心を保ち、踏ん張ってみませんか。

あなたの保護下にある、命。どうか共にいてあげて下さい。

注目獣医さん、アニマルボンドさん、そして私。
安易な安楽死は行っておりません。

各々が考え抜き、道を模索し、数時間後、また数日内に亡くなる可能性が高く、助けるすべもない。死ぬまで苦しみ(痛み)が続くと診断された時のみ、
初めて、安楽死を視野にいれます。

どうか、皆様と動物の良い関係が続きますように・・



Posted by きらりん母チャン at 19:25 │Comments( 8 )
この記事へのコメント
うまくいえませんが、ジールくんおつかれさまでした。

隊長より「一生懸命がんばったで賞」を授与します。

私も今回「姫」のことで保護できたら我が家で・・とも

一瞬考えましたが、「命」です。

軽々しく引き受けることはできないとあきらめました。

保護するのがまずは第一ですが、無事保護できたら

自分のできることで支援していきたいと思いました。

いいワンちゃんでしたね。きっと天国で元気に

次の生まれ変わりを待っているハズですよ

少しゆっくり休んだらまた楽しい犬生がおくれる

飼い主さんのもとに戻ってこれますように

きらりん母ちゃん おつかれさまでした。
Posted by ごえちゃん at 2012年07月10日 19:48
ジールくん、最後は、きっと幸せだったと思います。。
きらりん母ちゃんさんはじめ、いろんな方に暖かくしてもらえて。。
もちろん、ニャンズにも。。

きらりん母ちゃんさんに出会うべくして出会った、ワンちゃんだったんでしょうね。。

最後を看取るのは、とても、きつい事ですが、ジールくんも、私たちの、心に残っています。

そして、獣医学にたずさわる方にも、きっとこれから先に、残ることをしてくれたんだと思います。

ジールくんが生きてきたことは、決して無駄ではなかった。

もちろんどの命にも無駄なものはないですけどね。。

隊長の↑のコメントの気持ちが痛いほどわかります。。

きらりん母ちゃんさん、アニマルボンドの皆さん、ジール君にかかわった皆様、お疲れ様でした。。

ジール君も天国でゆっくり休んでください。。
Posted by しずくねこ at 2012年07月10日 20:25
ジールくん、旅立ったのですね

きらりん母ちゃんさんのもとでの時間、
ニャン達との会話、

ジールくんにとって、大切な時間だったのでしょう

笑ってるような寝顔を見ていると、

身体的な痛みとは別の、もっと深いところで、日々、穏やかであったろうと確信いたします

必ず、いつか会えます
みんなそこへ行くのですから…

きらりん母ちゃんさん、
どうぞお身体ご自愛くださいますよう
Posted by ちー at 2012年07月11日 03:47
☆ ごえちゃん刑事純情派 隊長(長っ)

隊長自ら、誉れある賞、ありがとうございます。
きっと、ジールも大喜びです!!

猫しか経験のないウチで、いじくりまわされて
幸せだったのでしょうか・・
なかなか、今も悩む所です。

「姫」の事、本当にありがとうございます。

勢いで、引き受けるのは簡単ですが、
その気持ちにストップをかけるのは、
とても勇気が要る事ですよね。

「責任」を認識していないと、中途半端な結果に
なってしまいますもの。

隊長のお気持ちと、考え抜いた判断、
私は絶大に支持します。

今のサポートのほうが、数段大変な筈です。
ご主人様と隊長には、感謝ばかりです。

ジールは本当に良い子でした。
大変な時も多かったけど、それを引いても
良い子でした。

痴呆で吠えていた時もありますが、
大体が意思表示で
「チッコしたい」「ウンチしたい」「オムツが汚れて
気持ち悪いよぅ」「のど渇いた」「おなか減った」
この5つを訴えていました。

すごいですよね!←やっぱ親バカ

こんな子と出会って、短いけれど旅を共に出来、
背中を見送る事が出来た事、幸せに思います。

「姫」のサポート、申し訳ありませんが
もう少しだけ、よろしくお願い致します。
Posted by きらりん母チャン at 2012年07月11日 14:47
☆ しずくねこさん

しずくねこさん、こんにちは。
あの時は、薬の事で相談に乗っていただいて
ありがとうございました。

私もジールも、とっても気持ちが楽になりました。

最期は幸せだったでしょうか・・そうだと嬉しいのですが。

結局、安楽死という結果になってしまいました。
でも、ビビと同じように、「やっと、苦しみから解放される」みたいな
表情で旅立ってゆきました。

それまで、どんなに苦しかったことでしょう。

しずくねこさんの仰られる通り、
ジールがこの世に生き、いろんな方々の心に残った事は
素晴らしい事だと思います。

特にアニボンさんはどんなに、辛かったでしょう。
今回の事もそうですが、いつもいつも、涙をこらえて
終わることのない状況と戦っておられます。

他の団体さんもそうです。
心をすり減らしながら、身勝手な人間が放棄した命を
一匹でもと救っておられます。

サポートして下さる方もたくさんおられます、
人間って、いつの間に二種類に分かれてしまったんでしょうね。

本当に、たくさんお世話になりました。
辛い時、心が折れそうな時、「しずくねこさんちに
行っちゃおうかな・・」と思っていました。

私にとっての、たった一つの逃げ場です。
ありがとうございました。
Posted by きらりん母チャン at 2012年07月11日 15:05
☆ ちーさん

こんにちは。
いつも、お心寄せて下さり、本当にありがとうございす。

前回のコメントは個別にお返事できず、、
すみませんでした。

豪雨で暑かった時期だったので、エアコンで除湿をかけ
その風が、気持ち良いところに寝かせていました。

どんどん猫が集まってくるので、ジールは
さぞかしい混乱したでしょう。

でも、不思議と、猫はジールを踏まないんですよね・・
私はズカズカと踏むクセに・・どういう事でしよう。

正直、もちょっといけるかも!という気持ちだったので、
フィラリアに足元をすくわれた時は、
目の前が真っ暗になりました。

急変して2日。一緒に寝たり、撫で回してみたり(迷惑)
思い出がたくさんです。
満月も二人で見たんですよ。

今は、ジールが苦しみや悲しみから開放され、
ただひたすら、眠っている事を祈るばかりです。

本当にありがとうございました。
Posted by きらりん母チャン at 2012年07月11日 15:17
きらりん母さん

 お疲れ様でした。

ジール君のご冥福をお祈りいたします。

もう他の言葉を思いつきません。

そして、しばらく休んで元気になったら、

また、きらりんちゃんやちゃらんぽらんの近況と

預かり子猫たちをUPしてください。

 
Posted by ジジ at 2012年07月11日 15:50
☆ ジジさん

こんにちは。
ジールに、愛情をかけて下さり
本当にありがとうございました。

こちらこそ、
そんなに感情移入をして下さり、
何と感謝の気持ちをあらわしてよいのか・・

ジールは幸せ者です。

呼吸困難で、もがくジールを見ていて
「これじゃ、ガス室と同じじゃないのか」と思いました。

安楽死については、賛否両論あると思いますが、
もう、これ以上、辛い思いはさせられませんでした。

ちゃらんもぽらんも相変わらずですよ~。
円楽も傘下に入ったようです。トホホです。

またUPさせて下さいね。
いつも、本当にありがとうございます。
Posted by きらりん母チャン at 2012年07月11日 16:49
 
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