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春を待っていた子
2010年01月24日
こんにちは。
ここ最近ではめずらしい、暖かいお天気ですね
今回の猫は~小春でーす。
そろそろ6歳になる女の子、おっとり型で滅多に鳴かないおとなしい子です。
グレイとキジ、すごく可愛いでしょう?(毎度親バカすみませんです)
夫が「この子に早く春が来ますように」と『来春』とつけたのですが、
私が勝手に『小春』に変えてしまいました~
下半身不随ですが「ひかり」より重度で、
体の3分の1位しか動きません。
「前脚で歩く」というより「動く部分で這う」というような生活をしています。
爪をひっかけて、前進、ひっかけて前進という移動方です。
(うわぁーだから畳がボロボロなのかぁ)←今知ったのかよっ。
昔、働いていた職場で「近くの団地に足が不自由な猫がいて
子供達が世話をしてた」と聞きました。
そうなると心臓はドキドキ、仕事なんて手につきません。
場所を聞き出し、出向きましたが夜になり
見つかりませんでした。
翌日休みを取り、また捜索開始、天気が悪くなってきたので
慌てて探しました。「・・ゃーん」「にゃーん」か細い声が!!
いた!見つけた!!やっと会えた!!
草むらの中から、首だけを必死に出して鳴いていました。
抱っこして車に戻った途端、
晩秋の冷たい雨が、車に音を立てて降ってきました。
「間に合った・・今までよく頑張っていたね」涙が出ました。
動物病院では問題発覚!!
右足が下で移動していたので、太もも部分の怪我がひどい!アスファルトがヤスリとなり、太ももをズタズタに傷つけていました。
筋肉はやられ、骨まで見えている状態です。
見た事のない色の膿も広がっていました。
脊髄損傷で痛みを感じていないので、吸引法という方法で
壊れた組織を取り除き続け、新しい筋肉が巻くようにする
方向でいきましょうと言われました。
元気になり、目に光が戻ってきた頃・・退院を告げられました
自宅の治療は精製水で傷を洗い流し、滅菌ガーゼで覆い、
ガーゼに膿と肉片を吸着させるという方法でした。
少しでも動くとガーゼが取れてばい菌が入るので、
メッシュ状のパンツを履かせ、不器用なので手間取りました
「早くケージから出してよぉ~飽きたよ」
季節は冬へと移り、2月も終わり・・
獣医さんから「よし、皮膚がつながった!もうケージから出してもOKですよ」と言われました♪
早速、小春をケージの外の世界に置きました。
嬉しそうな小春、一歩一歩、窓を目指します。
まずは自分の意思で、日向ぼっこをしたかったようです。
3月の暖かい日でした。
それから問題が出てきました。
後足の反射が強く、意思と関係なく足がケイレン、爪が体を傷つけます。
爪を切っても、やすりで丸めても、効果はなし。
靴下は勢いで吹っ飛んでゆきました。
服を作り一番掻く部分のフェルト(魚の部分)を5層にしてみましたがダメ、
延々と血しぶきが飛ぶくらい掻きつづけます。
獣医さんから、このままでは目を掻いて失明してしまう、後の爪を
落としましょうと提案され、手術を受けました。
もう1つは・・尿管が曲がり、オシッコが出づらくなりました。
傷が治るときに尿管を引っ張ってしまったそうで、
切開して治して下さいました。
素晴らしい獣医さんと出会え、この子は生きています。
でも、たまに悲しい気持ちになる事があるんです。
それは・・1ヶ月近く誰もこの子を拾ってくれなかったということ。
見つけた場所は200世帯はありそうな、大きな団地で、
子供達が小春にダンボールの家を作り、水をあげ、お菓子や草(ゴハンのつもりだったんでしょう)精一杯の世話をしてくれていました。
団地内の目立つ場所だったので、大人も知っていた筈です。
動物を飼ってはならないと規定があるのでしょうが、
小春の前を通り過ぎて行ったたくさんの方々に、
「一時保護」「一時入院」などの選択肢が
なかったと思われる事が、たまらなく悲しく感じられるのです。
ここ最近ではめずらしい、暖かいお天気ですね
今回の猫は~小春でーす。
そろそろ6歳になる女の子、おっとり型で滅多に鳴かないおとなしい子です。
グレイとキジ、すごく可愛いでしょう?(毎度親バカすみませんです)
夫が「この子に早く春が来ますように」と『来春』とつけたのですが、
私が勝手に『小春』に変えてしまいました~
下半身不随ですが「ひかり」より重度で、
体の3分の1位しか動きません。
「前脚で歩く」というより「動く部分で這う」というような生活をしています。
爪をひっかけて、前進、ひっかけて前進という移動方です。
(うわぁーだから畳がボロボロなのかぁ)←今知ったのかよっ。
昔、働いていた職場で「近くの団地に足が不自由な猫がいて
子供達が世話をしてた」と聞きました。
そうなると心臓はドキドキ、仕事なんて手につきません。
場所を聞き出し、出向きましたが夜になり
見つかりませんでした。
翌日休みを取り、また捜索開始、天気が悪くなってきたので
慌てて探しました。「・・ゃーん」「にゃーん」か細い声が!!
いた!見つけた!!やっと会えた!!
草むらの中から、首だけを必死に出して鳴いていました。
抱っこして車に戻った途端、
晩秋の冷たい雨が、車に音を立てて降ってきました。
「間に合った・・今までよく頑張っていたね」涙が出ました。
動物病院では問題発覚!!
右足が下で移動していたので、太もも部分の怪我がひどい!アスファルトがヤスリとなり、太ももをズタズタに傷つけていました。
筋肉はやられ、骨まで見えている状態です。
見た事のない色の膿も広がっていました。
脊髄損傷で痛みを感じていないので、吸引法という方法で
壊れた組織を取り除き続け、新しい筋肉が巻くようにする
方向でいきましょうと言われました。
元気になり、目に光が戻ってきた頃・・退院を告げられました
自宅の治療は精製水で傷を洗い流し、滅菌ガーゼで覆い、
ガーゼに膿と肉片を吸着させるという方法でした。
少しでも動くとガーゼが取れてばい菌が入るので、
メッシュ状のパンツを履かせ、不器用なので手間取りました
「早くケージから出してよぉ~飽きたよ」
季節は冬へと移り、2月も終わり・・
獣医さんから「よし、皮膚がつながった!もうケージから出してもOKですよ」と言われました♪
早速、小春をケージの外の世界に置きました。
嬉しそうな小春、一歩一歩、窓を目指します。
まずは自分の意思で、日向ぼっこをしたかったようです。
3月の暖かい日でした。
それから問題が出てきました。
後足の反射が強く、意思と関係なく足がケイレン、爪が体を傷つけます。
爪を切っても、やすりで丸めても、効果はなし。
靴下は勢いで吹っ飛んでゆきました。
服を作り一番掻く部分のフェルト(魚の部分)を5層にしてみましたがダメ、
延々と血しぶきが飛ぶくらい掻きつづけます。
獣医さんから、このままでは目を掻いて失明してしまう、後の爪を
落としましょうと提案され、手術を受けました。
もう1つは・・尿管が曲がり、オシッコが出づらくなりました。
傷が治るときに尿管を引っ張ってしまったそうで、
切開して治して下さいました。
素晴らしい獣医さんと出会え、この子は生きています。
でも、たまに悲しい気持ちになる事があるんです。
それは・・1ヶ月近く誰もこの子を拾ってくれなかったということ。
見つけた場所は200世帯はありそうな、大きな団地で、
子供達が小春にダンボールの家を作り、水をあげ、お菓子や草(ゴハンのつもりだったんでしょう)精一杯の世話をしてくれていました。
団地内の目立つ場所だったので、大人も知っていた筈です。
動物を飼ってはならないと規定があるのでしょうが、
小春の前を通り過ぎて行ったたくさんの方々に、
「一時保護」「一時入院」などの選択肢が
なかったと思われる事が、たまらなく悲しく感じられるのです。
Posted by
きらりん母チャン
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17:14
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